家屋に浸入し生息するねずみはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類が挙げられます。中でもクマねずみは木登りが得意なため外壁や雨樋(あまどい)を登ることができます。"ねずみ"ではありますが"リス"のような身体能力を持ち合わせていると考えた方がしっくりくる程です。また非常に高い知能と警戒心も持ち合わせているので、捕獲が非常に難しいという一面も持ち合わせています。
種類 | クマネズミ |
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体長 | 15~25㎝(尻尾は胴体と同じくらいの長さ) |
体重 | 150~200g |
寿命 | 1~2年 |
出産 | 5~6匹 |
特徴 | ・耳が薄く大きい ・警戒心が強い ・知能が高い ・立体的な行動がとれる |
種類 | ドブネズミ |
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体長 | 18~28㎝(クマネズミよりしっぽが短め) |
体重 | 150~500g |
寿命 | 1~2年 |
出産 | 8~9匹 |
特徴 | ・体が大きい ・耳が厚めで小さい ・尾が胴より短い ・下水や台所など湿ったところを好む ・平面的な動きをする(木登りはできない) |
種類 | ハツカネズミ |
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体長 | 6~9㎝ |
体重 | 10~25g |
寿命 | 1~2年 |
出産 | 8~12匹 |
特徴 | ・クマネズミやドブネズミに比べて小さい ・カビ臭い ・甲高く鳴く |
種類 | カヤネズミ |
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体長 | 約6cm~7cm(尾の長さは約7cm~9cm) |
体重 | 7~14g |
寿命 | 1~2年 |
出産 | 3~8匹 |
特徴 | ・主に休耕田や河川敷など、背丈の高い草原で生息している。 ・日本では「一番小さなネズミ」とされている。 ・背中はオレンジ色や茶色、腹部は白。 ・水田の雑草などを主食とし、種子や果物、穀物、昆虫なども食べる。 ・繁殖期は5~10月頃。12月まで続くこともある。年に1~2回出産する。 ・草原の葉を丸めて、直径10cm程度のボール状の巣を作る。 ・おとなしい性質。 |
種類 | トガリネズミ |
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体長 | 4.5cm~17cm |
体重 | 1.5~170g |
寿命 | 1年以内~16か月 |
出産 | 平均7匹 |
特徴 | ・ネズミという名前がつくが、ネズミやリスなどの齧歯類ではなく、モグラやハリネズミと近い仲間になる。 ・口が長く突き出し、目が小さい。歯の先端が赤染されている。体色は暗褐色。 ・世界最小の哺乳類の一種。 ・毒性のある唾液を持っており、腹部からは強烈な臭いを発する。 ・夜行性で、昆虫、クモ、ジムカデ、ミミズなどを主食とする。 |